【きさらぎ賞】ウォーターガーベラ前走好走をフロック視は危険と思えるデキの良さ
公開日:2025年2月5日 14:00 更新日:2025年2月5日 14:00
年明けのシンザン記念で14番人気ながら③着と好走したウォーターガーベラはその前走がフロックではないと思わせる好気配だ。今週は坂路で団野が手綱を取って4F52秒7、ラスト2F24秒6―12秒2。ここまで5戦と数は使ってきても、その疲れを一切感じさせないもので元気いっぱい。だからこそ、今週もいっぱいに追うことができている。ここも楽しみが持てそうだ。河内師は「単走でこれぐらい動ければ十分。いい動きだったよ。前走? しぶとく伸びてくれた。団野も1回乗ってるから癖を掴んでくれてるでしょ。頑張ってほしいね」。
出世レースの東スポ杯2歳Sでクロワデュノールの②着だったサトノシャイニングは放牧を挟んで1月15日に帰厩。先週にはCウッド7F追いも消化していた。今週は坂路4F55秒0にとどめたが、先週までにしっかり仕上げている分、これでいいだろう。脚さばきの軽さ、身のこなしからも力は出せるデキになっている。
エリカアンディーヴは坂路4F55秒0、ラスト2F25秒8―12秒9。これもサトノ同様に乗り込みは丹念で仕上がりが進んでいたため、流しただけだった。馬体のつくりもできており、2走目の上積みまで見込んでもいいほどだ。
ムーンライトラガーはCウッドで6F81秒7―36秒6、1F11秒7。先週にも坂路4F51秒8を出しており、これで2週連続で好時計を連発とデキの良さは目立つ。※次週の小倉・あすなろ賞への出走となりました。
ヒルノハンブルクは坂井が手綱を取って芝コースで5F64秒3―36秒3、1F11秒4。馬なりで流したとはいえ、追えばはじけそうな余韻たっぷり。デビューから2戦はダートでも、芝向きのスピード感もあったのがいい。
未勝利Vを完勝で決めたショウヘイは川田を背にして6F83秒5―37秒6、1F11秒3。先週、バネのあるフットワークが目立っていたが、今週もそう。キビキビした動きが実に印象的だ。これなら重賞でも主役を張れそう。
ランスオブカオスはパートナーの吉村が手綱を取って6F85秒1―38秒2、1F11秒7。余裕を残しつつ、併走相手2頭とは併入も、追えば一気に突き抜けていたと思える脚色の良さだった。前回は中1週でGⅠ挑戦のローテーションだったが、その反動もないのがいい。