3歳馬による有馬記念、東京大賞典ダブル制覇あるか
公開日:2024年12月26日 14:00 更新日:2024年12月26日 14:00
達成なら6年ぶり3度目
有馬記念が終われば、競馬ファンの次の関心は大井競馬場で29日(日)に行われるGⅠ東京大賞典か。JRAではホープフルSがあるものの、こちらはまだなじみの薄い2歳馬の争い。東京大賞典はダートの歴戦の猛者が集まり、3歳と古馬が激突する構図は有馬記念と同じだ。
その有馬記念を制したのは3歳馬レガレイラ。00年以降の25回を年齢別に見ると、3歳、4歳が10勝ずつで、5歳が5勝と3、4歳は全くの互角である。
牝馬となるとスターロッチ以来、実に64年ぶりの快挙だったが、21年エフフォーリア、22年イクイノックス、そして今年のレガレイラと、ここにきて3歳馬の強さが増してきた印象。牡馬は有馬Vをステップに、さらに飛躍しているケースも多い。
では、東京大賞典はどうか。こちらは有馬記念よりも1年早い、1955年に創設された。当時のレース名は「秋の鞍」で、東京大賞典になったのは64年から。当初はダート二千六百メートル戦で、62年から88年までは三千メートルの長距離に。89年から97年までは二千八百メートルで、二千メートルになったのは98年のことだ。
以降、3歳馬の勝利は3回。02年ゴールドアリュール、04年アジュディミツオー、18年オメガパフュームしかいない。
だが、今年はフォーエバーヤング、ラムジェットがいる。
フォーエバーはケンタッキーダービー、BCクラシックで③着したほどの力があり、国内では負けなし。大井二千メートルはジャパンダートクラシックで制している。また、ラムジェットも同じ舞台の東京ダービー馬だ。
前記した3歳馬が勝った3回のうち、02年はシンボリクリスエス、18年はブラストワンピースと有馬記念、東京大賞典ともに3歳馬が制した。
今年は6年ぶりに暮れの大一番をともに3歳馬が締めるのか。