【中山11R・有馬記念】 前走レートの上位4位タイまではこうだ。
アーバンシック 119
ジャスティンパレス 117
ベラジオオペラ 116
スターズオンアース 115
スタニングローズ 115
ハヤヤッコ 115
ディープボンド 115
ルメール鞍上のアーバンシックがここも勝ってGⅠ2連勝といく。
ラストランだったはずのドウデュースがゲートインすることはなくなったが、もし、出ていたとしても勝てると考えていた。それはレーススタイルが今秋は違ってきたからだ。ルメール効果もあるのだろうが、4角位置取りを見ればそれが分かる。
今年の前半3戦は4角位置取りは[10]、[10]、[15]の2ケタ番手で、結果も②④⑪着と勝てず。それが秋の2戦は7番手、3番手と1ケタ番手。そう、操縦性が良くなって4角を〝勝てる位置〟で競馬ができていた。だからこそ取りこぼしなく、2連勝を決めることができている。
馬場状態もこの馬にマッチする。高速馬場が続く5回中山の芝コース。すでに2回のレコードが記録されているが、同様にレコードが4回記録されたのが4回中山開催だった。位置取りを前にして秋初戦のセントライト記念を勝ったのはその開催。そう、馬場への親和性も高いと考えていいだろう。
それまでと違ったレーススタイルでセントライト記念118、そして菊花賞119とキャリアハイを更新中。その119は冒頭の通り、前走レート比最上位で、3歳の成長期を加味すれば、ここでさらにパフォーマンスが伸びることも十分だ。それなら敵なし。菊花賞に続いてタイトルゲットとみた。
【京都11R・りんくうS】 その有馬記念前の京都メインも積極参加だ。◎エランティスは前回の福島戦が0秒9差でV。千二百メートル以下ダートの3勝クラスでは昨年から通じても最大着差だった。オープン初戦でも。
競馬初体験は90年。ノーザンドライバーが勝った11月デイリー杯3歳S当日だった。
友人に強引に連れられて訪れた京都競馬場。1点買いした最終Rで当時、枠連で1万6000円オーバーの的中。これが良かったのか、悪かったのか……。
そこから競馬にどっぷりで、なぜか本紙を打っていた薮中記者に憧れを抱くようになり、某外国語大学を卒業しながらも、いずれはこの人と働こうと決意。
仕事としての競馬場デビューはナリタブライアンが3冠達成を果たした94年菊花賞。馬柱デビューは翌年、タヤスツヨシがダービー制覇した週から。
そしてたどり着いたのは“レースレート”だ。強い①着馬もいれば、弱い①着馬もいるし、勝ち馬より強い②着、③着馬だっている。それをレースごとに数値化したレートを用いて予想を組み立てている。記録、数字好きの方はぜひ参考に。