本紙・武田の見解

【地方競馬本紙・武田のJBCスプリント】

公開日:2024年11月2日 17:00 更新日:2024年11月8日 11:05

 大井で行われた昨年の覇者イグナイターから。

 今年の敗戦はいずれも酌量の余地ありだ。

 フェブラリーSは東京マイルで単純に距離が長かったし、次はドバイ遠征。初の海外でも⑤着だから、むしろ健闘と言っていい。

 帰国から3カ月弱での出走となったさきたま杯は、本調子を欠いた感じでもレモンポップの②着である。

 問題は前走の東京盃⑥着だが、最近はややズブい面が出てきただけに、逆に距離不足だったようだ。実際、追走に苦しむような場面も見られた。

 今回は得意の小回り千四だ。人気のチカッパは後ろから。豊富な小回りの経験、先行できる強みを生かして、強敵の末脚を封じてみせる。

 相手は脚質的には小回りは不向きでも、やはりチカッパ。3歳の身で東京盃を制した切れ味は、○以下には落とせない。

 ▲はシャマル。さきたま杯では◎に後れを取ったが、東京盃では先着と力はほぼ互角。ここ佐賀では一昨年、サマーチャンピオンを制している。

武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

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