上半期を振り返ると目立つジョッキー、種牡馬の2強ぶり

公開日:2024年6月27日 14:00 更新日:2024年6月27日 14:00

 今週の競馬は6月29、30日だが、先週の宝塚記念で実質的に上半期が終了した。そこで現在のリーディングなどを昨年と比較してみよう。

 ジョッキーはルメールが85勝でトップ。以下、川田82勝、戸崎65勝と続く。上位2人が3位を大きく引き離して、まさに2強の争いだ。

 昨年も1、2位は同じでも、ルメールは77勝、川田は73勝。3位は岩田望で60勝だから、2位と3位の差がより大きくなっている。

 ちなみにルメール、川田は連対率も上昇。ルメール・407→・498なら、川田・475→・514だから驚異的だ。

 なお、ルメールは23日に、先週の騎乗を最後におよそ1カ月の休養に入ることを発表。新潟開催が始まる7月27日から騎乗を再開する。「リフレッシュです。新潟の最初からまた乗ります」とのこと。

西高東低は相変わらず

 また、ベスト10に入っているジョッキーの中で関東所属は65勝の戸崎、53勝の横山武だけ。これは昨年と全く同じで、相変わらずの西高東低状態となっている。

 調教師はどうか。

 今年の1位は矢作師で28勝。同じ勝利数で②着の回数で2位なのが堀師で、上村師が26勝で続いている。

 昨年もこの時点でトップだったのは28勝の中内田師。杉山晴師が27勝で2位、矢作師が26勝で3位だった。

 こちらも東西で見てみると、ベスト10内で美浦所属は堀師のみ。昨年は堀師を含め、4厩舎がランクインしていた。

 関東の厩舎合計の勝ち鞍は719。昨年は727だったから、わずかながら減少している。関西は1003→1012勝である。

 次に種牡馬。勝ち鞍首位はキズナで99勝、2位ロードカナロアで91勝と続き、3位はドゥラメンテの56勝だから、上位2頭が大きく引き離している。

 昨年はロードカナロアが87勝でトップを独走。2位はキズナ65勝、3位ドゥラメンテの61勝。上位3頭の顔ぶれは同じでも、今年はキズナの躍進が目立つ。

 GⅠではエピファネイア産駒が4勝と目立ったが、トータルの勝ち鞍は50勝で4位。ただし、昨年は35勝で12位だったから、前年より大きくジャンプアップしていることが分かる。

 馬主はキャロットファーム57勝、社台レースホース56勝、サンデーレーシング、シルクレーシングが51勝ずつ。

 昨年はキャロットF62勝、サンデーR59勝、社台RH54勝、シルクR49勝で、合計は224勝。今年は215勝とわずかに減少しているが、クラブ法人が勝ちまくっている状況には変わりない。

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