【帝王賞】キングズソード2つ目のビッグタイトル

公開日:2024年6月27日 14:00 更新日:2024年6月27日 14:00

 26日(水)に大井競馬場で行われた上半期のダート王を決める大一番・帝王賞(JpnⅠ)は3番人気キングズソードが3番手から抜け出し、昨秋のJBCクラシックに次ぐ2つ目のビッグタイトルを獲得。②着が1番人気のウィルソンテソーロだった。

 このレース、最大のポイントは展開だったか。ハナはライトウォーリアで、2番手がバーデンヴァイラー。ともに元JRAだが、現在は川崎所属のキャロットファームの馬。当然、競り合いはなく、4F目には14秒0と大きくペースダウン。一団でのレースとなったが、キングズソード鞍上の藤岡佑が早めに抜け出し、勝負を決めた。

 ウィルソンテソーロも5番手と前めにはいたものの、②着が精いっぱい。③着にはJRA所属ながら9番人気だったディクテオンが突っ込み、3連単は2万6720円と、交流重賞としては波乱の結果だった。

①着キングズソード(藤岡佑騎手) 新馬戦以来の騎乗でしたが、ものすごく首が太くなって“ダートのオープン馬らしくなりましたね”と厩務員さんと話していました。先行したいというのは(寺島)先生と一致していて、モレイラ騎手で勝った時(昨秋のJBCクラシック)をイメージしながら。ペースは相当遅いと思いながらも向正面で息が入ったし、待たないでスパートしようと。4角では突き放すような反応だったし、あとは止まらないで行ってくれという感じでした。ダートのチャンピオンホースらしい強い競馬。まだまだ活躍してくれると思います
(寺島調教師) 同じ大井二千で2つ目の大きいところが取れて本当にうれしいです。前走が悪い馬場だったので疲れが残るかなと思ったけど、それはあまりなく本当にいい状態でした。佑介(藤岡佑騎手)と話していて勝った時と同じ外枠だったので、ある程度、積極的な競馬をしようと。その通りになって、流れも向きました。ここでいったん夏休み。秋はいろいろ選択肢は多くなると思いますが、この馬に一番いい条件を探してあげていきたいです。

②着ウィルソンテソーロ(川田騎手) 具合はすごく良かったし、精神的にひとつ大人になっていたことを実感しました。スムーズな競馬ができましたが、きょうは勝ち馬が強かったです。

⑦着ノットゥルノ(武豊騎手) 前で競馬がしたかったけど、きょうはスタート後に行けなかったです。最後もあまり伸びがなかった。状態は良かったんだけど……。ムラがあるね。

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