【北九州記念】ピューロマジック古馬撃破へ

公開日:2024年6月25日 14:00 更新日:2024年6月25日 14:00

あれよあれよの前走V

 ピューロマジックが重賞連勝を目指す。

 昨年夏にデビュー3戦目で勝ち上がり。続いて重賞に挑戦したファンタジーSは⑧着に敗れてしまった。ただし、これが尾を引くことはなく、1勝クラスを②①着で卒業すると、リステッド競走のマーガレットSでは②着と頑張った。

 その後、安田隆師の定年→厩舎解散により、子息の安田翔師が管理することになった。放牧でじっくりと間隔を取って前走は葵Sへ。

 ここは8枠17番からつまずきながらも、すぐに先頭に立った。そのまま軽快に飛ばして4角を回り、直線でも脚色は全く衰えない。1馬身4分の1差をつけてゴールイン。いきなり親子間のバトンタッチは大成功を収めた。

「外枠を引いた時点で、控えるプランもあったけど、当日は馬場入り後にエキサイト。それで逃げた方が良さそうと。あの形を取り、結果を残せました」(安田翔師)

 この勝利も後押しとなったか、翌日には僚馬ダノンデサイルが皐月賞の競走除外から一転して、日本ダービー制覇。“安田翔厩舎ウイーク”となっている。

 中間は放牧を挟んで調整。先週金曜には坂路4F52秒3―12秒2で楽に先着して、好調子をアピールした。

「順調にきていますよ。気性面を考慮すれば、ゲート裏の構造から小倉千二の発走地点はプラス。あとは梅雨の時季なので、馬場が渋った場合がどうかでしょう」

 前走よりも2キロ軽い、53キロで出走できるのはいい。勢い&斤量差を生かして、持ち前のスピードを存分に発揮、古馬を圧倒したい。

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