【日本ダービー】ジャスティンミラノ無敗の2冠制覇へ視界よし

公開日:2024年5月20日 14:00 更新日:2024年5月20日 14:00

「東京二千四百㍍は一番いい条件」(友道師)

 皐月賞馬ジャスティンミラノがダービー制覇へ視界良好だ。

 1冠目は1分57秒1の好時計V。従来のコースレコードを0秒7も更新する超抜時計だった。激走の反動が気になるところだが、むしろ一段と気配を上げている。

 前走後は放牧には出さずに在厩で調整されてきた。レース2週後となる28日には早くも坂路4F57秒9をマーク。そして今月5日にはCウッドで6F88秒5と、立ち上げは非常にスムーズだ。

「レース翌日こそ“一生懸命走ったんだな”という感じでしたが、その週の木曜には乗り始めたぐらい。回復が早かったですよ。本当に体がしっかりしている馬で、カイバもよく食べる。プラス体重にならないように注意しています」(友道師)

 食欲が落ちないから馬体が減らない。だからこそ加減なく、しっかり攻められる。そしてフィジカルが強化されるという好循環が生まれているのだ。

 2週前のCウッド追いは古馬オープンに先行して、6F81秒4―36秒2をマーク。最後は相手に合わせて余力十分でも、1Fは11秒0! 稍重で力を要す馬場だったことを考えれば、出色の数字であり、自己ベストタイムでもある。2週前でこれほどまでに動けるのだから目下、絶好調と言っていい。

 そして1週前はCウッド3頭併せで目いっぱい追われて、6F81秒6―36秒0。仕掛けられてからの反応は速く、軽快なフットワークでラスト1Fを11秒3でまとめてみせた。

 見届けた友道師は「ここ2週はしっかりと負荷をかけられた。いい状態で臨めそう」と仕上がりに不足なし。さらに「跳びが大きい馬で、折り合いもつく。東京二千四百メートルは一番いい条件」だから舞台設定も文句なし。

 ダービーも主役は譲らない。無敗の2冠馬誕生は濃厚だ。

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