日本ダービーのボーダーラインは1600万円か
公開日:2024年5月9日 14:00 更新日:2024年5月9日 14:00
東京ダービーのJRA枠4頭もほぼ確定
今月26日に迫った日本ダービーまで、あと2週間半。先週土曜に最後のトライアルであるプリンシパルSと、重要な重賞であるGⅡ京都新聞杯が終了し、出走馬はほぼ固まってきた。
優先出走権を持っているのは8頭。
皐月賞で①~⑤着のジャスティンミラノ、コスモキュランダ、ジャンタルマンタル、アーバンシック、シンエンペラー。ただし、ジャンタルマンタルはNHKマイルCに出走して勝利。ダービーは回避の見込みだ。
青葉賞で①②着したのがシュガークン、ショウナンラプンタ。そして最後のトライアルであるプリンシパルSの勝ち馬がダノンエアズロック。優先出走組はこの7頭となる。
フルゲートは18頭だから、賞金順で出走可能となるのは残り11頭。
筆頭は3900万円の牝馬レガレイラ。皐月賞では北村宏に乗り替わったが、今回は主戦のルメールに手綱が戻る。
続いてGⅡ勝ちがある3600万円のスプリングS馬シックスペンス、京都新聞杯馬ジューンテイク。
以下、賞金順にメイショウタバル、ダノンデサイル、ビザンチンドリーム、エコロヴァルツ、サンライズジパング、ゴンバデカーブース、サトノエピックで、ここまでで17頭に。ミスタージーティー、サンライズアースがともに1600万円のため、この2頭で最後の椅子を抽選で決めることになりそうだ。
なお、武豊は青葉賞を制したキタサンブラックの半弟シュガークンに騎乗するため、それまで主戦を務めていたエコロヴァルツは岩田康に。ムルザバエフが皐月賞で騎乗していたビザンチンドリームは西村淳に乗り替わりが発表されている。
少し気が早いかもしれないが、日本ダービーが終われば、その10日後には大井でダート3冠の2冠目、東京ダービーが行われる。
すでに南関東以外でも5月1日、園田競馬場で西日本クラシック、5日に盛岡でダイヤモンドCと“指定競走”が2鞍終了。あとは13日に大井競馬場二千メートルと本番と同じ舞台で行われる「東京ダービーチャレンジ」のみとなる。
この“指定競走”とは「出走馬の選定にあたりその成績を重視する」というもの。優先出走権は付与されないが、重賞タイトルなどがなくても、出られる可能性は大きくなってくる。
なお、JRA枠は4頭で、羽田盃①②④着(③着は地方馬)のアマンテビアンコ、アンモシエラ、ハビレに、ユニコーンSを制したラムジェットが本番に駒を進めることになりそうだ。