【東京新聞杯】サクラトゥジュール満点騎乗で重賞ゲット
公開日:2024年2月5日 14:00 更新日:2024年2月5日 14:00
鞍上のキングは土日メイン制覇で存在感増す
好メンバーが揃った東京新聞杯はサクラトゥジュールが7歳でうれしい重賞初制覇となった。
「ハイペースが馬にとっては良かった」とは殊勲のキングだが、完璧なエスコートで勝利に導いたのは言うまでもない。
その前の中山金杯では1コーナー付近で頭を上げて引っ掛かっていた。そのあたりもインプット済みだったのだろう。今回は中団で我慢させて、十分な手応えを残して直線に向いた。
残り400メートルで内に進路を取ると、狭いスペースから縫うように伸びてきた。最後は連覇がかかっていたウインカーネリアンに1馬身差をつけてゴール。2度目の騎乗で満点回答を出した。
これで重賞2勝目をマークしたキングの腕は本物だ。日本の競馬にもアジャストしてきたのか、日に日に存在感が増してきた。
先日のアメリカJCCでは、外国人女性騎手初のJRA平地重賞勝利を達成。騎乗したチャックネイトも今回のサクラと同じ身元引受調教師である堀師の管理馬だ。
それだけではない。先週土曜の東京11RジャパンC2023年ロンジンワールドベストR受賞記念も堀厩舎のシュトルーヴェで勝ち、土、日メイン制覇も果たしている。
来週のGⅠフェブラリーSではアルファマムへの騎乗予定も。短期免許の期限は3月5日。今後もますます目が離せなくなってきた。
一方、1番人気に支持されたマスクトディーヴァは出遅れが響いて⑥着まで。スタートに加え、初めての関東遠征と厳しい条件が重なったもの。決して力負けではなく、巻き返しに期待したい。