大谷のメイン縦横無尽

【大谷の土曜競馬コラム・ジャパンC23年ロンジンワールドベストレース受賞記念】

公開日:2024年2月2日 17:00 更新日:2024年2月2日 17:05

 水、木の美浦は思ったより気温が上がって良かったと思いきや、早くも花粉が飛び始めてしまった。連発するくしゃみに鼻水、目のかゆみ。南スタンドから見える2コーナー奥の杉林が嫌な色になっている。マスクと薬で完全武装して、今年も何とか乗り切るしかない。

【東京11R・ジャパンC23年ロンジンワールドベストレース受賞記念】 現級②着2回シュトルーヴェの実力を評価する。

 2走前は今回と同じ東京二千四百メートルのジューンSで②着。最後の最後で1キロ軽い勝ち馬に鼻差出られたとはいえ、自身も2分23秒3の好タイムで走破。勝ちに等しい内容だったといえよう。

 この時の③着馬は既に3勝クラスを卒業して、重賞のステイヤーズSでも④着に善戦。メンバーレベルも低くなかった。

 前走の日本海Sは勝負どころで気を抜くような面を見せて下がり、立て直して外から伸びる形。不完全燃焼に終わったこともあり、この中間は去勢手術が施された。

「去勢効果で気の悪さも薄れたし、息もできていて力を出せる仕上がりです」(堀師)

 ハンデは2走前と同じ57キロ。実績を思えば1キロ恵まれた感もあるだけに、久々でも狙ってみたい。

 相手本線はダノンギャラクシー。坂路オンリーで仕上げられている現状とはいえ、ポテンシャルは一枚上だ。

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大谷剣市

大谷剣市

 B型の虎党。父が元専門紙の記者だったこともあり、競馬場デビューはベビーカーに乗っていた頃。本棚に競馬四季報が並ぶ恵まれた家庭環境で育った。アルバイトを経て2000年に入社。03年夏から美浦トレセンに通い始め、担当は堀、相沢、鈴木伸厩舎など。
 予想の基本スタンスは“いかに儲けるか”。当たり馬券を手にするために、取材で得た情報だけでなく、データ、馬場、展開、血統とありとあらゆる手段を駆使。人気馬のアラ探しより、一点突破の強力な武器を持つ伏兵を見つけることに血道を上げている。
 レース部きってのギャンブル好きで、オート、競輪、競艇と見境なく手を出して勝負勘を養っている。ポーカーは海外の大会で入賞経験もある腕前だ。趣味は祭り、プロ野球、相撲、アメフト観戦など多岐にわたる。ゴルフは典型的な下手の横好き。

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