鬼才・橘 万券アタック

【橘の日曜競馬コラム・フェアリーS】

公開日:2024年1月6日 17:00 更新日:2024年1月6日 17:49

【中山11R・フェアリーS】 ティンクで高配当ゲット。

 デビュー2戦は千八を使って②①着と勝ち上がり。続く二千の芙蓉Sは②着とは首、首差の④着だった。前走の赤松賞では初めてマイルへ。

 1枠1番から好発を切ったが、道中は無理せずに4番手を追走。4角を回る時も手応えは十分にあった。ところが、前がしばらくあかず、追い出しを待たされるシーン。それから最内を突いて伸びたものの、勢いのついていた外の馬たちには追いつくことができず、⑥着でゴールイン。スムーズだったら、もっとやれたと思われる。

 その後は放牧を挟んで調整。すこぶる順調に乗り込まれ、ウッドで再三の併せ馬を消化。ここ2週は佐々木が手綱を取り、続けて先着とハードに鍛えられてきた。490キロ台と馬格があるだけに、上積みを十分に見込んでいい。

 このレースは15年に赤松賞で⑧②着だった11番人気ノットフォーマル、3番人気テンダリーヴォイスが①③着。16年も赤松賞③着の3番人気ビービーバーレルが優勝。20年には赤松賞④着の7番人気チェーンオブラブが②着。そして、22年は赤松賞③着の1番人気スターズオンアースが②着と赤松賞組の活躍が多い。

 消化不良だった前走とは一転して能力全開。タイトル獲得を期待だ。

【京都11R・すばるS】 本命はメイショウカズサ。

 3歳時には未勝利、1、2、3勝クラスと4連勝でオープン入り。4歳時にはプロキオンS、白山大賞典、浦和記念と重賞で3勝を挙げた。5歳2月の佐賀記念③着以降は不振が続いていたが、6歳暮れの前走、ギャラクシーSでは一味違った走りを見せた。

 スタート直後に隣の馬と接触して後ろからに。それでも直線ではメンバー中、最速の3F36秒3の末脚で④着まで追い上げてきた。逃げ、先行で結果を出してきただけに収穫あり。

 きっかけを掴んだ実績馬のリステッド競走。61キロでも狙ってみたい。

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1月7日(日)中山競馬場

1月7日(日)京都競馬場

橘正信

 予想のスタンスはビッグ配当狙い。取材、データなどをいろいろと取り入れて、波乱ありと踏めば、超大穴にも◎を打っています。
 今でも時折、ファンに話しかけられるのが、92年エリザベス女王杯でアッと言わせたタケノベルベットです。ぶっつけのGⅠ挑戦で、91・3倍のブービー17番人気と全くの人気薄でした。
 それでも、前半戦で3勝を挙げ、チューリップ賞で③着と素質の高さは間違いなし。名伯楽・小林稔師の仕上げも万全ムードです。
 レースはまくりが決まり、②着が○の2番人気メジロカンムリ、③着が▲のニシノフラワー。導入2年目の馬連が7万470円もつけて喜びました。
 ただ、こんなことも。1週前の菊花賞では馬券を大きく踏み込んで惨敗。それで女王杯は控えめに……。
 これからも僕だけでなく、ファンの記憶に残る鬼穴を探していきます。

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