【ジャパンC】驚異の22・9%増 妙味はなくても馬券は盛り上がった
公開日:2023年11月27日 14:00 更新日:2023年11月27日 14:00
払い戻しは安くても今年最大の大一番へファンの関心度も高かったということか。
今年のJCは1、2番人気の決着で、馬単は260円、5番人気スターズオンアースとの3連単は1130円。ともに平地GⅠではこれまでの最低配当を更新したほど安かった。
戦前から2強決戦の呼び声が高く、もともと馬券妙味が薄いことはファンも分かっていたはず。それでも馬券は売れに売れていた。
売り上げは260億5899万5600円。昨年が約211億円だからなんと22・9%も増えたことになる。
JCで260億円レベルといえば、00年テイエムオペラオーの年が約263億円。そこから一時は200億円を切る年もあったが、直近で大幅に伸びたのが20年アーモンドアイが勝った時で、272億円だった。
その20年はアーモンドアイにコントレイル、デアリングタクトと牡、牝の3冠馬が揃っていた。そして今年は2強決戦が大注目となっていた。そう、タレントが揃えば自然と馬券は売れていくということを実感させたレースだった。