リバティアイランドもこの中に加わるのか 過去の3冠牝馬にはそれぞれこんな特徴が

公開日:2023年10月12日 14:00 更新日:2023年10月14日 10:12

 秋華賞の注目点はリバティアイランドの3冠達成なるか、の一点と言っても過言ではない。もし達成すれば、史上7頭目となる。

 では、過去の6頭の軌跡を振り返ってみよう。

 最初の3冠牝馬は86年のメジロラモーヌ。3歳初戦のクイーンCで④着に敗れると、陣営は鞍上を柏崎から河内にチェンジ。初戦の4歳牝馬特別(今のフィリーズレビュー)を制して、中2週で本番へ。桜花賞も勝つと、再び中2週で4歳牝馬特別(今のフローラS)に出走して勝利。そしてまたまた中2週でオークスへ。タイトなローテをモノともせず、4連勝を飾った。

 秋もローズSからエリザベス女王杯(当時は二千四百メートルの3歳牝馬限定戦)。ここも中2週になるが、連勝してTR・本番を全勝。こんな3冠馬は後にも先にもこの馬だけだろう。

 2頭目のスティルインラブは03年。チューリップ賞②着、ローズS⑤着と前哨戦は取りこぼしたが、本番ではきっちりと変わってみせた。

 3頭目の10年アパパネも似たタイプ。チューリップ賞②着はスティルと同じで、ローズSは④着に敗れている。また、オークスはサンテミリオンと①着同着。唯一の同着を含む3冠馬だ。

重賞勝ちが3冠のみの馬も

 4頭目が12年のジェンティルドンナ。こちらはシンザン記念勝ちからチューリップ賞へ。ここで④着に負けたものの、桜花賞→オークス→ローズS→秋華賞と4連勝。その後、同年のジャパンCではオルフェーヴルを破り、13年も連覇。14年はドバイシーマクラシックと有馬記念を制し、GⅠ7勝馬となった。牡馬相手にGⅠを勝った初の3冠牝馬でもある。

 そして18年のアーモンドアイが5頭目。年明けのシンザン記念を制して賞金を加算すると、そこから桜花賞へ直行。秋華賞もオークスからのブッツケだった。この頃からこういうローテが多くなり、先例をつくった馬ともいえる。

 ちなみに、アーモンドアイはその後も間をあけながらGⅠばかりに出走した。GⅠ9勝馬でありながら、生涯、一度もGⅡに出走していない。

 先日、引退を発表した20年デアリングタクトが6頭目。エルフィンS勝ちから桜花賞へ。秋華賞もブッツケで制した。ここまで無敗はこの馬だけだが、その後の勝ち鞍はなし。重賞勝ちは牝馬3冠のみ、という珍例だ。

 リバティアイランドは今年、出走したのが桜花賞とオークスのみ。これも3冠達成なら初のケースとなる。まさに十人十色、いや七馬七様か。

 とはいえ、競馬は何が起きるか分からない。リバティアイランドは歴史に名を刻むか――。

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