西では小倉で「サマースプリントシリーズ」第４戦のハンデ重賞、ＧⅢ北九州記念が行われる。夏場のスプリント重賞らしく前５年で牝馬が３勝と活躍が目立つ。

　今年も牝馬に注目。モズメイメイはここまで６戦４勝の３歳牝馬。唯一掲示板を外したのはＧⅠの桜花賞のみ。初の千二だった前走の葵Ｓではロケットスタートを決めると、そのまま逃げ切り。高いスプリント適性を見せた。先週木曜、坂路で４Ｆ５０秒９の猛時計をマーク。重賞連勝を狙う。

　ソダシの全妹となるママコチャは前走の安土城Ｓが②着に３馬身差の圧勝。千六から千四への距離短縮でいい面が出たのかも。千二は初めてだが、前走の走破時計は日本レコードタイとスピードのあるところを見せた。重賞初制覇で偉大な姉に近づきたい。

　また、昨年の勝ち馬ボンボヤージに、福島ＴＶオープンを差し切ったスマートリアンにも注意がいる。

　牡馬では高松宮記念で③着だったトゥラヴェスーラに、ＣＢＣ賞で①②着だったジャスパークローネ、サンキューユウガ。休み明けの前２走で２、３勝クラスを連勝してきたデュガ、昨夏の小倉２歳Ｓを制したロンドンプランも侮れない。