阪神の日曜メインはＧⅢマーメイドＳ。梅雨時に行われる牝馬のハンデ重賞ということもあり、５年連続で馬単万馬券、３連単は１０万超えと波乱の傾向にある。

　今年は別掲の１５頭がエントリーしてきた。ひとまず、中心は福島牝馬Ｓ組か。

　まずはビッグリボン。全兄に菊花賞馬キセキを持つ良血馬で、初の重賞挑戦となった前走の福島牝馬Ｓでも見せ場十分の鼻差②着と着実に力をつけてきた。阪神では２戦して③①着と舞台実績も申し分なし。勢いそのままに重賞タイトル奪取となるか。

　１番人気に推されながらも⑤着に敗れたのが、ストーリアだ。敗れはしたが、向正面から一気に動き、勝ちに行っての０秒３差だから内容的には悪くない。２走前は中山牝馬Ｓで②着。牝馬同士なら力は上位で、巻き返しが期待できる。

　別路線組ではウインマイティー。昨年の覇者であり、昨秋の京都大賞典ではのちのジャパンＣ勝ち馬ヴェラアズールに０秒６差③着。暮れの有馬記念でも⑥着と、一線級と互角に張り合ってきた。休み明けでも、ここでは力が一枚上だろう。

　他にも上がり馬ビジンを筆頭に、格上挑戦馬が多数。馬券的にも頭を悩ませるレースとなりそうだ。