【2023年にデビューする新種牡馬紹介】⑧スワーヴリチャード ハーツ直子でも完成度の高い中距離型

公開日:2023年6月8日 14:00 更新日:2023年6月8日 14:00

20年種付け頭数123頭

【現役時代成績】
19戦6勝②着3回③着4回(日本、UAE)
●主な勝ち鞍 大阪杯(18年GⅠ二千㍍芝)、ジャパンC(19年GⅠ二千四百㍍芝)、アルゼンチン共和国杯(17年GⅡ二千五百㍍芝)、金鯱賞(18年GⅡ二千㍍芝)、共同通信杯(17年GⅢ千八百㍍芝)

 14年のセレクトレースの当歳部門でハーツクライ産駒として当時の最高金額となる1億5500万円(税別)で落札された期待馬。

 デビュー2戦目で勝ち上がると、3歳初戦の共同通信杯で重賞初制覇。GⅠ勝ちは古馬になってからの大阪杯、ジャパンCだったが、ハーツ産駒としては早い時期から活躍する完成度の高い馬だった。これば母の父がアンブライドルズソングと米国スピードタイプなためだろう。

 18年の安田記念でも③着とマイルGⅠでも好走しているように、高いスピード能力を有しており、ハーツ産駒よりも仕上がり早の中距離タイプを多く出すのではないか。

 また、スワーヴの半兄バンドワゴンは昨年、新種牡馬としてデビュー。産駒のバンドマスターが中京千九ダートの未勝利で②着に大差勝ち。スワーヴ自身も重のJC勝ち馬で稍重以上では〈3100〉とパワー兼備のタイプ。意外とダートをこなす産駒が出てくるかもしれない。

亀井辰之介

 競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
 その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
 予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。

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