京都記念は過去10年間で6番人気以下が5勝、②着1回、③着2回。伏兵が8頭も馬券圏内に突入している。その人気と通過順は次の通り。
13年トーセンラー
[7][8][7] ①着6人
14年デスペラード
[1][1][2] ①着6人
16年サトノクラウン
[2][3][1] ①着6人
19年ダンビュライト
[2][3][3] ①着6人
21年ダンビュライト
[3][3][2] ③着6人
22年アフリカンゴールド
[1][1][1] ①着12人
タガノディアマンテ [3][4][3] ②着8人
サンレイポケット
[8][10][9] ③着6人
後方待機組は13年トーセンラー、22年サンレイポケットの2頭だけ。あとは逃げ、先行馬が波乱を演出している。
アッと言わせたのが昨22年だ。
7歳アフリカンゴールドが外枠から押してハナを主張。前半5F61秒7のスローペースに持ち込むと、直線でもうひと伸びして逃げ切り勝ち。単勝オッズ51・5倍の12番人気の大駆けを決めた。
そして道中3、4番手で進めた8番人気タガノディアマンテが②着に粘り込み、馬単9万5870円。③着は後方待機の6番人気サンレイポケットで3連単67万9100円のビッグ馬券に。
また、14年も6番人気デスペラードがそれまでの後方待機策から一転、初めて逃げの手に出た。勝負どころでいったんは2番手になったものの、残り1Fで再び先頭に立って押し切り。②③着が2、4番人気でも3連単8万1540円の好配当になっている。
穴党が思い切って狙うなら逃げ、先行馬。今年の登録馬ではアフリカンゴールド、キングオブドラゴン、ユニコーンライオンあたりが面白い。持ち味を生かして、またまたアッと言わせるかも。