【東京新聞杯】ショウナンマグマ距離短縮で先行力を生かす
公開日:2023年2月2日 14:00 更新日:2023年2月2日 14:00
「重賞のここで走れれば、選択肢も広がる」(尾関師)
再びマイルに矛先を向けるショウナンマグマ。果たして、この挑戦は吉と出るのか――。
尾関師は「千八で結果を残してきたけど、二千だと厳しいところも。今後の可能性を探るためにここを使います」と説明する。
これまでのレースを振り返ってみても、スピードに任せて押し切るのが好走パターン。それが確立されたのは昨春の中山千八で1勝クラスを勝った時だ。主導権を握り、直線で後続を突き放して8馬身差の圧勝。スピードの絶対値が違った。
その後もラジオNIKKEI賞で果敢に逃げて②着。さらに、暮れのディセンバーSは2番手からサクラトゥジュールの猛追をしのいだ。
「いい勝ち方をしてくれました。東京千六は悪くないというイメージがあったので、どんな走りができるか見てみたい」と色気たっぷりに話す。
中間も順調そのもの。短期放牧を挟み、1週前にウッドで5F65秒9―36秒6、1F11秒9をマーク。強い負荷をかけられたことで上昇カーブを描き、今週水曜も同じく単走で5F64秒5―36秒3、1F12秒1。ダイナミックなフォームで駆け抜けた。
「動きは良かったと思います。体調が上がっていく中で掛かる面も出てきたし、いい流れできてるかなと。重賞のここでしっかり走れれば、選択肢も広がるでしょう」
距離短縮で先行力が生きる可能性は十分。レースぶりに注目したい。