【シルクロードS】シゲルピンクルビー桶狭間で巻き返しを
公開日:2023年1月26日 14:00 更新日:2023年1月26日 14:00
洋芝の成績はオミット
シルクロードSが中京を舞台に行われるのは3年連続となる。2年前は4→3→2番人気の決着で、昨年は2→7→3番人気の順。1番人気は飛んだ、波乱ありきのハンデ重賞だ。
なら、人気の盲点であるシゲルピンクルビーに出番があるか。2走前の函館スプリントS、前走・キーンランドCの⑩⑧着で注目度は低いが、「洋芝が向くと思っていましたが、進みからもうひとつ。案外、本場向きなのかもしれません」
渡辺師は3種混合の洋芝(ケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスク)を敗因に挙げた。
実際、3歳にGⅡフィリーズレビュー勝ちがあるが、3歳秋~4歳春では、京阪杯⑤着、京都牝馬S④着から、この中京千二の鞍馬Sを3番手追走から楽々と押し切っている。
「あの競馬は強かったですからね。同じ舞台なら。前走から一息入れ、体は10キロほど増えていい雰囲気になっています」
1週前はCウッドで調教師自ら感触を確かめ6F81秒8、ラスト1F11秒7。この水曜は坂路で4F52秒6―12秒3を軽々と出してきた。
そして、このシゲルの冠といえば、おなじみのテーマ馬名。宝石や山名に、イエヤス、ノブナガの歴史上の人物。シャチョウ、カカリチョウの役職に星座、魚、旧国名、動物などなど。シリーズ系の馬名が有名だ。
そのオーナーであった森中蕃氏は昨年10月17日に逝去し、現在は妻である森中啓子氏へと名義が移った。前オーナーの没後、シゲル勢が重賞に出走するのはピンクルビーが初めてともなる。
「かわいがっていただいたオーナーですし、いい報告ができるように頑張らないといけないです」
再度、桶狭間での好走を狙う出陣には、こんな思いも込められている。