【東海S】4連勝プロミストウォリアはインティの再来!?

公開日:2023年1月23日 14:00 更新日:2023年1月23日 14:00

またGⅠで下剋上が起きるかも

 中京で行われたフェブラリーSへの前哨戦となるGⅡ東海Sを制したのはプロミストウォリア。

 まさに“遅れてきた大物”といっていいか。

 ここまで実に3度の骨折。順調に使えたシーズンがなかったが、昨秋の復帰以降は快進撃が続いている。

 1勝クラスを5馬身差の圧勝で逃げ切り、2勝クラス、さらに3勝クラスの摩耶Sとノンストップの3連勝でオープン入り。そして、この東海Sもスタートで先手を取ると、道中は一人旅。直線でも脚色は衰えず、そのまま先頭でフィニッシュだ。重賞初挑戦でのタイトル奪取で破竹のV4だから本物と言わざるを得ない。

 これで次のターゲットはGⅠタイトルだろう。レース後に陣営から即、明言はなかったものの、勝ったことで優先出走権が与えられたフェブラリーSも当然ながら視野に入ってくる。

 舞台は1F短いマイル戦でGⅠなら流れも違ってくるが、思い出すのがあの偉大な“先輩”インティだ。

 インティが所属していたのがプロミストウォリアと同じ野中厩舎。順調に使えない時期があったという共通点も。連勝を続けて3勝クラス勝利直後の東海Sで重賞初挑戦初制覇。それまでマイルの経験はなかったが、フェブラリーSでも鮮やかに逃げ切ってトップホースにまでなった。

 当時のインティは5歳でプロミストウォリアはひとつ上の6歳だけで、ここまでの過程、戦歴は酷似し過ぎなほど。当時のノウハウだって生きてくるはず。しかも「インティは(早くから)完成度が高かったけど、この馬は違う。晩成型だね」とはレース後の野中師。それだけ伸びしろもあるということだ。

 暮れのチャンピオンズCはダート4戦目のジュンライトボルトが下克上でGⅠ奪取を決めた。東京大賞典もダート転向5戦目のウシュバテソーロが制している。

 プロミストウォリアも上昇一途のまま、頂点取りが十分にあるかもしれない。

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