【朝日杯FS】ドルチェモアだけじゃない 今年の上位3頭はまだまだ伸びる
公開日:2022年12月19日 14:00 更新日:2022年12月19日 14:00
昨年は①②③⑤着がのちにGⅠ勝ち
今年の2歳チャンピオン決定戦、朝日杯フューチュリティSは3頭のたたき合いに。最後に首+首差の大接戦を制したのはドルチェモア。そしてダノンタッチダウン、レイベリングと続いた。
昨年の朝日杯は勝ったドウデュースをはじめ、①②③⑤着がのちにGⅠ勝ち。“出世レース”を地で行く形になった。今年の結果もそれを予感させるものではないか。
ドルチェモアは好スタートを決めて、一瞬はハナに立とうかという場面も。そこから行きたい馬を行かせてインで脚をためた。レースセンスの良さを存分に見せつけながら、直線で抜け出すと最後までかわさせなかったから立派だ。
デビューから3連勝での朝日杯制覇は今年のダービー馬ドウデュースと全く同じ。センス、そして類いまれな脚力で、どこまで連勝が伸びるか、来年が楽しみでしかない。
②着ダノンタッチダウンはデイリー杯2歳Sに続いての惜敗も、先週は内、そして先行有利の傾向があった中でのもの。道中は内めを通っていたが、最後に外から伸びた末脚はやはり素質の高さの何物でもない。「現状の体でよく頑張っています」と川田。成長の余地が十分にあるととらえているからこその言葉なのだろう。スケールアップした姿を期待したい。
さらに新馬勝ち直後で大接戦に加わったのが③着レイベリング。2月5日と出走馬の中で一番の早生まれとはいえ、新馬勝ち直後で朝日杯で馬券になったのは直近でも15年の勝ち馬リオンディーズで、その前となると、まだ中山で行われていた時代の99年エイシンプレストンまでいないが、この馬は今とは違い、折り返しの新馬勝ちである。
2戦目で長距離輸送を経ての好走は相当な大物かも。上位入線馬はまだ伸びシロ十分と思える。