【朝日杯FS】GⅠ2勝目の坂井も前途洋々の理由
公開日:2022年12月19日 14:00 更新日:2022年12月19日 14:00
馬だけでなく人にとっても大きな1勝だ。
鞍上の坂井は秋華賞に続きこの秋GⅠ2勝目。レース後は「このオーナーの馬で勝てて、ようやく恩返しができました」と話していた。
オーナーのスリーエイチレーシングが36戦と今年最も起用したのが坂井で、それに応えて最多の9勝を挙げている。
スリーエイチRはシャドウディーヴァ、グラティアスなどのオープン馬を所有。今回のGⅠ制覇で、“大物馬主”の主戦ジョッキーの座を完全に手中にしたか。
ちなみに坂井の馬主別の勝ち鞍を見るとスリーエイチRは2位。その他は1位サンデーレーシング、3位シルクレーシング、4位キャロットファームとノーザン系がズラリと並んでいる。
今年通算の勝ち鞍は先週終了時点で94勝。過去最高だった昨年の53勝を大きく上回る大躍進で、その裏には大物馬主、そしてノーザンのバックアップも――。所属の矢作厩舎は今年、リーディングを快走している。その期待に応えて、きっちり結果を出しているだけに、今後はさらなる活躍が期待できそうだ。