木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・フローラS】

公開日:2020年4月25日 17:00 更新日:2020年4月25日 17:00

新馬戦は味のある内容でⅤ

 黒岩調教師は30歳の時に調教師試験に合格。JRAの調教師試験の受験資格が28歳以上からということからも、かなりのスピード合格を果たしたのが分かります。

 話してみると超難関とされる試験をあっさり突破するのも納得でした。

 初めてじっくり会話をしたのが、数年前のある宴席でのこと…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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