木津のジョッキー直撃!

【木津の土曜競馬コラム・ダービー卿チャレンジT】

公開日:2020年4月3日 17:00 更新日:2020年4月3日 17:00

 M・デムーロは今年の初頭から拠点をそれまでの栗東から美浦に移して活動中。「たくさんの馬のケイコに乗りたい」ということで、当初から精力的に調教にまたがって美浦の関係者にアピールしていた。

 そんな姿勢に感銘を受けてか、東京新聞杯でオファーを受けたのが、木村厩舎の実力馬プリモシ…

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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