【新潟2歳S】低調なメンバーの中でキラリと光るレッチュベルクの高い素質

公開日:2026年8月24日 14:00 更新日:2026年8月24日 14:00

 近年は頭数が揃わない傾向の新潟2歳S。今年は10頭の出走で未勝利馬が半分の5頭と、低調なメンバー構成になってしまったが、勝ったレッチュベルクのレース内容はなかなかどうして、明るい未来を感じさせる走りで初重賞Vを決めた。

 前半3F35秒5のスローペースに向正面ではかなり力むシーン。それでも直線はインから力強く伸びて、先に抜け出していたトウシンマジックをきっちりとらえてみせた。

 勝ち時計は1分34秒7と平凡だが、使った上がりは3F32秒8と優秀。トップスピードに入ったラスト1Fからの大きなフットワークには高い素質を感じさせた。

 牝系を見れば、3代母に米GⅠBCフィリー&メアターフ、英GⅠコロネーションS、仏GⅠジャックルマロワ賞を勝った女傑バンクスヒル。5代母ケラリを祖とする牝系からは欧米での重賞活躍馬が多数出ている。さらには、母父は欧州の名種牡馬ガリレオ。

 血の奥深さ十分のインディチャンプ産駒に、この夏、重賞で存在感を出している田辺も「追い切りに乗った時からゴーサインを出してからのフットワークの伸びの良さが目立っていました。薄いメンバーといわれていたが、オープンに行っても恥ずかしくない馬ですよ」と賛辞を惜しまなかった。

 これからは「距離延長を視野に入れる」とは陣営。初戦は前半の走りに遊びがあったが、前述のように2戦目の今回は気持ちが入って若さを見せていただけに、今後は気性面の成長がカギになりそう。父はマイルまでの馬だったが、果たしてその血を超えていけるのか。これからの走りに注目したい。

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