【桜花賞】スターアニス見せつけた世代トップの実力

公開日:2026年4月13日 14:00 更新日:2026年4月13日 14:00

距離の壁を越えて2冠目の期待も高まる強さ

 2歳女王は強かった。きのうの阪神、桜花賞を制したスターアニスだ。

 直線は外から堂々と抜け出して1番人気の支持に応えている。②着ギャラボーグという結果は2歳GⅠと同じだが、4カ月前は1馬身4分の1だった差が、2馬身半と倍にひらいた。

「馬のリズムで行ければ負けないなと思っていました。追い出しを我慢する余裕もあった」は松山で、残り300メートルで持ったまま先頭に並ぶと、追われて一気にはじけた。

 ソダシの持つ桜花賞レコードに次ぐ勝ちタイム1分31秒5、上がり33秒7で決めたから、存分に成長、脚力アップを示すGⅠ2勝目となった。

 世代トップの力量は間違いないが、高野師からは「(次戦は)一切考えていません。馬の状態を見て、ジョッキーと相談してになります」と明言はなかった。

 陣営が迷うのはもちろん、東京の2択。NHKマイルCか、オークスかだ。マイルを選択すれば、GⅠ2勝の実績を存分に生かせる舞台だ。牡馬が相手でもだろう。

 一方、オークスなら短距離馬だった母エピセアロームの“血の壁”と戦うことになる。ただし、今回の桜花賞は一度入っていたゲートから出されて、再度、仕切り直しても冷静に勝ち切れた。

 また、「まだ良くなる余地はあると思っています」は高野師。ぶっつけ本番からの上積みも当然、見込める。世代で抜けた力があるから、牝馬同士なら“二千四百メートルでも”なのだ。

 桜の女王は、昨夏の小倉デビュー。芝千二を2戦するところから始まった。かつて、千四ダートデビューの85年メジロラモーヌや、函館千二芝勝ちの86年マックスビューティー、さらに千四芝をデビューVのスティルインラブと、距離の壁を越えて桜、樫の牝馬2冠に輝いた馬はいる。

 あのアパパネも短距離母系(ソルティビッド)から3冠馬となった。名牝への高みを目指すなら壁を破ってこそ。そんな姿を見たくなる昨日の強さだった。

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