データ室・武田記者のラップと馬場差を徹底分析する

フェアリーSの時計は歴代2位だが……

公開日:2026年1月14日 14:00 更新日:2026年1月14日 14:00

 今年最初の3日間競馬が無事に終わった。あえて〝無事に〟と記したのは、この連休期間に大きな寒波が襲来していたから。京都では小雪の舞うタイミングもあったものの、その程度で済んだのはありがたい。

 ただし、中山は特に土日の2日間、風が強かった。風速は7メートルほどにも達したとか。その影響もあってダートは時計、上がりがかかるレースが多かった。

 まず、中山の重賞は日曜のGⅢフェアリーS。ブラックチャリスの千六1分33秒6はこのレースとしては速い。昨年のエリカエクスプレスに次ぐ歴代2位だ。とはいえ、それより0秒8も遅くてはインパクトは少ない。

 古馬オープンの月曜メイン・ニューイヤーSも同様。5F57秒9と流れているにもかかわらず、カピリナの勝ち時計は1分32秒2。これより0秒1速かったのが、日曜8Rの4歳上1勝クラスである。

 クライスレリアーナの勝ち時計は1分32秒1。前半3F通過が33秒8、5Fが56秒8と重賞、オープンよりも流れたこともあり、時計が速くなった。勝ち馬はもちろん評価するが、次走での期待は③着のデイジー。この流れを3番手から。自身は5Fを57秒1で通過している。

 これで3連続③着から②③着。決め手に欠ける分、なかなか勝ち切れないし、スローの流れでは持ち味が生きない。小回りでハイペース確実なメンバーなら、という条件はつけておく。

 ダートは1週目が稍重で、先週の3日間はすべて良馬場。ただ、同じ良発表でも土曜は含水率が5%台だったのに対し、月曜は2%台とパサパサ。

 評価したいのは日曜12R・4歳上2勝クラスの千二。勝ち時計が1分10秒9と良馬場にしては速いうえに、前半3F通過は33秒1。先行馬にとっては厳しい流れだ。

 次走の狙い目は④着だったスノーサイレンス。前走が中山で②着。その実績を買われて1番人気だったが、このペースの2番手で最後は失速。前走の自身の3F通過は34秒3で、今回は33秒2。これでは我慢できなくても仕方がない。

 着差は0秒9と決して小さくないが、明らかに流れは差し有利。次もいいとこだろう。

 千八ではマクリールが勝った土曜9R・黒竹賞。千八1分54秒1は古馬1勝クラスよりは明らかに上で、後ろが2馬身、3馬身半と離れたのも当然か。前走でこの馬の②着だったフィンガーが、初日の千八で大差勝ち。ともに3冠路線で楽しみである。

 月曜7Rの4歳上1勝クラス、牝馬限定の千八を逃げ切ったフィールオーサムは7馬身差の圧勝で、時計は1分53秒8。後半5Fがすべて12秒台なのは、この日の馬場ではなかなか優秀だ。

武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

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