【新潟記念】「夏は向いているのかも」(山縣助手) シンリョクカ連覇もあるぞ
公開日:2025年8月28日 14:00 更新日:2025年8月28日 14:00
シンリョクカに注目。
2歳時には新馬を勝ったばかりで挑戦した阪神JFでリバティアイランドの②着と素質の片鱗を見せていた。その後は結果を出せなかったが、昨年のこのレースでうれしい2勝目を挙げている。
当時は春の中山牝馬Sで③着と浮上ムードになりながら、続く福島牝馬Sではまさかの3角で落馬……。骨折での放牧明けで26・0倍の8番人気と評価が低かったのは仕方ない。
それがレースでは大違い。スタートを決めて、道中は逃げ馬がだんだんと引き離していく展開を2番手で進めた。直線を向いても手応えは十分にあり、残り300メートルでは先頭に躍り出た。そのまましぶとく粘り、②着馬の猛追を鼻差で振り切ってゴールインだ。
秋のエリザベス女王杯でも最後まで②着争いに加わってスタニングローズの0秒5差④着と掲示板入り。今春のヴィクトリアマイルでも前めの方で進めて、アスコリピチェーノの0秒2差⑥着に頑張った。
レース後は放牧に出され、ここへ。すこぶる順調に乗り込まれ、先週まで3週連続のコース追い。今週もウッド5F67秒4―38秒0、1F11秒8で駆け抜けている。
「昨夏は落馬明けで元気がないのかと心配もありましたが、今年も同様に落ち着いている。カリカリして長く入厩していると体を減らすような馬だったので、これはいい傾向。夏は向いているのかもしれません。昨年より層の厚いメンバーですが、重賞を勝った舞台なので頑張ってほしいです」(山縣助手)
昨年の覇者の割に配当的な妙味がたっぷり。狙ってみる手も。