【中京2歳S】パープルガーネット重賞取り
公開日:2025年8月26日 14:00 更新日:2025年8月26日 14:00
新進気鋭の調教師&ジョッキーにも注目
新設重賞の中京2歳Sは関東馬パープルガーネットに注目だ。
新馬戦がスタートした週の6月8日、東京芝千四でデビュー。スタートを決めて道中は馬混みの中でもスムーズに折り合い、センスのいい走りを見せた。
直線を向くと前が壁でなかなかあかなかったものの、鞍上は慌てる様子もなく手綱を押さえたまま。残り300メートルほどでスペースができると、一気に抜け出して②着に半馬身差をつけてフィニッシュした。
「時計や着差はそれほど目立たないですが、しっかり折り合ってしまいもジョッキーの指示に反応して脚を使ってくれました。いい内容だったと思います」
そう振り返るのは美浦の新進気鋭・森一師だ。開業から1年半足らずで30勝をマーク。エンブロイダリーでの桜花賞制覇など、すでに重賞も3勝しているから凄い。
前走後は放牧を挟み、ここ目標に調整が進められてきた。
1週前にはウッドの併せ馬で意欲的に追われて5F65秒1―35秒8、1F11秒4をマーク。
「併せ馬で時計をしっかり出して、ラストの反応も良かったです」と、猛暑の中でも順調な仕上がりを見せている。
昨年まで行われていた小倉2歳Sは芝千二だったが、今年から夏競馬にはなかった芝千四の2歳重賞ができたのは大きい。同じ距離で結果を出していることはアドバンテージになる。
「能力は遜色ないし、重賞でも通用するレベルだと思います」
今回は鞍上が売り出し中のデビュー2年目・吉村にスイッチ。フレッシュなコンビで新設重賞の初Vを狙う。