今週から週末の競馬は3場10分間隔の“通常運転”に戻る。ただし、東海地方は最高気温37度と予想されているから、暑さはまだまだ厳しい。
ある騎手は、先週までの競走時間帯の拡大内の休止期間を「体を休める意味でありがたかった。涼しいならいいですが、1日10鞍近く乗る騎手はこの暑さでの連続騎乗で肉体面、集中力が続くかが少し心配です」と仲間をおもんぱかった。今年を踏まえて、来年の日程はどう変わるのだろう。
【中京11R・伊賀S】 今夏の中京ダートは前有利だ。青森産、愛知産、新潟産の3種ブレンドは粒の大きさが違い、目地が少ないのだろう。
ここは前走勝ちが強かったワイワイレジェンドに◎とした。
矢作厩舎から前川厩舎へ。師弟の転厩戦で即、結果を出した。
その四日市特別。当時は「まだ太いかも。最終追い切りで絞れてくれたら」と前川師は話していた。それで逃げての3馬身差Vは、前にあったもたれ癖の改善が大きかったか。調教でのバランス良化は聞いていたが、右側のみのチークピースとの相乗効果で完勝につながった。
前半3Fからは34秒0―45秒9。GⅢ東海Sより0秒6秒も速く入って勝ち切ったから、昇級でも先手は取れる。再度無理せずに間隔をあけて同じ舞台に備えたことで、2週続けて坂路ラスト12秒1で動けている。前走以上の気配にあるから、ここも勝負したい。
【中京9R・長良川特別】 力をつけて再度、芝に戻るスパイラルビジョンが◎。調教の動きが目立っている。
1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。