「最も偉大な2分間」と称される米国のGⅠケンタッキーダービーが週末に行われる。
それに合わせたのかネットフリックスで「レース・フォー・ザ・クラウン」の配信が開始。昨年の米国3歳クラシックに出走、勝利に懸ける馬主、調教師、騎手を追いかけたドキュメンタリーだ。
特に「勝てば人生が変わる」といわれるケンタッキーダービーに懸ける思いは想像以上のもので見応え十分だった。
大接戦の③着だったフォーエバーヤングは残念だったが、勝ったミスティックダンの調教師、騎手の裏話も面白い。そしてデットーリにも密着しており、彼は「騎手は馬の精神科医。まず仲良くなる。乗ってからレースまでの10分間で心を開いてもらうんだ」とも。日本とは違う角度の競馬はとても勉強になった。
【東京10R・スイートピーS】 ◎アルメントフーベルの前走アネモネS③着は決して、力負けではない。
スタートで寄られて後手に回り、ハミを取らずに最後方からの競馬を強いられる。それでも上がり最速の脚で盛り返してきたのは能力の証しだ。
「厩舎としてはかなりの期待馬」とは宮田師。広い舞台で能力全開だ。
馬とは関係のない家庭環境で育った。ただ、母親がゲンダイの愛読者で馬柱は身近な存在に。ナリタブライアンの3冠から本格的にのめり込み、学生時代は競馬場、牧場巡りをしていたら、いつしか本職となっていました。
現場デビューは2000年。若駒の時は取材相手に「おまえが来ると負けるから帰れ!」と怒られながら、勝負の世界でもまれてきました。
途中、半ば強制的に放牧に出され、05年プロ野球の巨人、06年サッカードイツW杯を現地で取材。07年に再入厩してきました。
国枝、木村厩舎などを担当。気が付けば、もう中堅の域で、レースなら4角手前くらいでしょうか。その分、少しずつ人の輪も広がってきたのを実感します。
「馬を見て、関係者に聞いてレースを振り返る」をモットーに最後の直線で見せ場をつくり、いいモノをお届けできればと思います。