【大阪杯】名門・国枝厩舎が阪神で魅せる

公開日:2025年4月1日 14:00 更新日:2025年4月1日 14:00

シックスペンス、ステレンボッシュともに順調

 有力馬2頭を送り出すのが国枝厩舎だ。

 前哨戦のGⅡ中山記念をレコード勝ちして6戦5勝で初GⅠ制覇に挑むのがシックスペンス。これに対して、昨年の桜花賞馬ステレンボッシュは先週も手綱さばきが冴えたモレイラでGⅠ2勝目を狙う。

 JRA通算1100勝まであと1勝に迫り、現役トップをひた走るトップステーブル。これまでにアーモンドアイ、アパパネなどの名馬を輩出して、JRAでのGⅠは22勝、重賞は70勝。そんな名門も来年2月末に定年、解散を迎える。残り1年を切り、ラストシーズンに突入している。

 先週も阪神で行われたGⅢ毎日杯では、ガルダイアが7番人気ながら②着と存在感を見せている。それでなくとも、国枝厩舎は阪神の重賞で〈8・10・2・42〉、連対率は・290と遠征競馬でも高いアベレージを誇っている。ホームである東京や中山よりも重賞では連対率が高いのだから、厩舎力のたまものだろう。

 また、国枝厩舎が重賞で多頭出しをしたケースでは9勝、②着11回、③着5回と好走歴が非常に多い。だが、2頭が同時に馬券に絡んだことは一度もないだけに、頭の片隅に入れておきたいところだ。

 今回は甲乙つけがたい2頭の出走。非常に頭を悩ますが、ここまでは「ともに順調だな。シックスペンスは前走と比べて、ツメの不安もなく、圧倒的に順調。中身が良くなっているし、調整が楽だよ。ステレンボッシュも順調。馬体に膨らみがあるし、休んだ効果は大きい。普通に競馬をすれば、かなりいい勝負になると思う」とは国枝師だ。

 どちらが上位人気になるのか。そして1100勝のメモリアル勝利を掴むのか。2頭の走りに注目だ。

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