勝羽太郎 情報ノート

【勝羽の土曜競馬コラム・毎日杯】

公開日:2025年3月28日 17:00 更新日:2025年3月28日 18:35

 大阪杯のソールオリエンスに、桜花賞を予定するエンブロイダリー、ブラウンラチェット。美浦の有力馬が続々と栗東入りしている。

 間近で観察できる喜びは当然あるが、関東勢はどの時間にどんなルートを通っての調教ルーティンとなるかを把握するまでが難儀だ。カメラマンさんに教えを請いながらの「日刊ゲンダイ競馬チャンネル」の動画撮影となりそう。今週末で本紙担当の中京開催が終わることが救いです。

【阪神11R・毎日杯】 ◎リラエンブレムを武幸師に聞くと、「緩い、緩い。完成の面では、まだまだ先の馬やわ」と苦笑いが返ってきた。

 ここ数週、厩舎回りの運動を見てきたが、確かにそう。トモが少し遅れ気味に入ってくる馬でもある。ただし、その後肢にはバネ感を伴い、力強くもある。体の張り、丸みで言えば、一段階上がったから前走時から実が入っており、同時に、気温の上昇とともに肌ツヤに光沢感が出て、見栄えのする黒鹿毛馬へと変わってきている。

 事実、1週前のCウッドではラスト2Fを11秒3―11秒5で駆け、今週は坂路で4F51秒7の自己ベストが出たから、上昇中なのは間違いない。

 基本的にトモが緩い馬は急がせない競馬の方がいいから、前走のシンザン記念を含めたマイル2連勝から1F延びる阪神外回り千八もいい舞台設定だろう。あっさり3連勝を決めるとみている。

【中山10R・伏竜S】 ◎ルクソールカフェは、体形的にも明らかに中距離寄り。それで府中マイルをあっさり勝つから性能が違う。

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3月29日(土)中山競馬場

3月29日(土)阪神競馬場

勝羽太郎

 1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
 大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
 グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
 余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。

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