【朝日杯フューチュリティS】アルテヴェローチェ坂路馬なりの調整でも「ちょうどいいな」須貝師
公開日:2024年12月11日 14:00 更新日:2024年12月11日 14:00
サウジアラビアRCで大外一気を決めてタイトルを奪取。その後は放牧に出されて、栗東へは先月14日に戻ってきた。
坂路で下地をつくり、前2週はCウッドで併走追い。2週前が7F97秒0なら、先週は6F80秒1―35秒8、1F11秒1。攻め駆けする古馬相手にわずかに遅れたものの、最後までしっかりと集中力のある走りを披露していた。
もう体ができているとあって、今週は坂路の馬なり調整。それでもテンからスピード感、さらに力強さも十分で、4F52秒3、ラスト2F24秒6―12秒1。推進力もあって、いっぱいに追われる併走相手に楽に半馬身先着で締めた。
馬体のバランスも非常に良く、見栄えがするもの。大一番へ向けてきっちりと仕上がっている。
〇…「ちょうどいいな」とは須貝師。追い切りを見届けて笑顔を見せた。「先週、先々週と豊ちゃん(武豊騎手)でやっているから併せる必要はなかったけど、GⅠだし、(馬に)意識を持たせるために併せた。反応もよく、十分動いているよ」と。さらに「豊ちゃんは〝北海道の時より良くなっている〟と言っているからね。気持ちが入りやすい面があるけど、前走で控えてくれた。それが生きてくれたら」と。