【中日新聞杯】出走全馬の特選情報
公開日:2024年12月6日 17:00 更新日:2024年12月6日 17:29
①ベリーヴィーナス
鈴木孝調教師 夏負けが尾を引いて復帰が遅れたけど、戻ってからの動きは上々で休養前より状態はいい。前走は大逃げを打つ馬がいて難しい展開になっていたし、自分のリズムで気分良く運べればもう少しやれても。
②マテンロウレオ
昆調教助手 しっかり休養をとって涼しくなってから帰厩。GⅡ、GⅢなら力は上位。ハンデは背負うけど、しっかり走ればいいレースができるはず。慌てず、ゆっくり仕上げてきたことが、いい方に出てほしい。
③キングズパレス
戸田調教師 初の中京も新潟や東京での走りを見る限り、対応はできそうですよ。前走は相手が強かったもの。そして、乗り難しい馬なのでテン乗りってのもあったかもしれません。状態はいいので、ここで重賞勝ちを。
④アスクワイルドモア
田代調教助手 踏ん張りが利くようになったね。前走はグンと内容が良かったよ。使いつつ上向いてるし、ヤル気が出てきた感じ。重賞を勝った中京。展開次第ではもう少しやれても。
⑤トーセンリョウ
加藤征調教師 前走後は放牧でリフレッシュ。帰ってきてからも動けていて、いいデキをしっかりキープできているよ。勝った前走かそれ以上の気配。今、馬が変わってきて成長して上がってきている感じ。重賞でもどれだけやれるか、楽しみ。
⑥エリカヴァレリア
池内調教助手 札幌の後、疲れが尾を引いて。帰厩後は順調に乗り込んでいますが、まだいい頃に比べると物足りないですね。重賞で相手も強いし距離も少し短いので。ハンデを生かしてどこまで頑張れるか。
⑦タマモブラックタイ
角田調教師 前走後は障害へ行こうと飛越の練習をしてきたけど、毎回のように筋肉痛になるので断念。再度放牧を挟んで、ここを目標に。乗り込み量は十分だし、直前追いも良かったよ。左回りの方が走りやすい馬。どこまでやれるかな。
⑧デシエルト
安田翔調教師 前走は気持ちを整える意図から芝で逃げる競馬を。うまくゲートが決まったし、馬場状態など条件がいい方に重なりました。逃げる競馬をした後なので、今回はより前進気勢が出ると思います。58キロのハンデも予想通り。再度、直線で辛抱できれば。
⑨コスモキュランダ
加藤士調教師 菊花賞はジョッキーが上がってきて「直線でバラバラになった」と言っていたので、心配したのですが、幸い何もありませんでした。中間は短期放牧を挟んでここへ。少しハンデは見込まれた感じもしますが、来年へ向けていい走りを期待しています。
⑩ロードデルレイ
福永調教助手 前走は夏負けが尾を引いたこともあり、本来の走りではなかった中で②着と力を示してくれました。今回は調整も順調で上積みが見込めると思います。あとは返し馬をスムーズに終えて、実力を発揮できるようならですね。
⑪マイネルメモリー
増井雅調教助手 前走は久々の重賞挑戦。いくら展開がはまったとはいえ、見せ場十分の内容だった。前回から今回にかけ、さらに筋肉量が増えて、馬が良くなってる。今が成長期なんだろう。ハンデも手頃だし、条件も合ってる。引き続き。
⑫エヒト
清水亮調教助手 先週のチャレンジCも登録しましたが、1週延ばして乗り込みました。状態面はいいところまで上がってきています。ハンデ59キロがどうかも、前走は60・5キロで頑張れていますからね。まだ馬も若い頃の感じにありますよ。
⑬フライライクバード
福永調教師 持ち直して馬は良くなってるよ。前走はコースが合わなかったかな。右回りでも好走してるけど、小回りでは厳しいね。広いコース、左回りはベスト。実際、中京での成績はいい。2走前ぐらい走れれば、重賞でもやれるはず。
⑭ドクタードリトル
今野調教師 前走は加速していきたいところでゴチャついて、少しばかり脚を余す形になってしまって。幸いダメージもなく順調だし、広いコースに替わるのはいいと思います。スムーズに運べれば見直せるはず。
⑮ジェイパームス
堀調教師 前走は出遅れて後手に回ったし、直線で致命的な不利があってもやめずにハミを取って走ってた。去勢の効果はうかがえました。まだコントロールしづらい面はありますが、使った分の良化は見込めます。スムーズなレースなら巻き返せると思います。
⑯クルゼイロドスル
鵜木調教助手 このメンバーでも十分やれる力は持っていると思うけど気難しいというか、乗り難しい面があって。そのあたり、初めてのジョッキーはどうかですね。体はふっくらして、いい方に向いてきたんだけど。
⑰マコトヴェリーキー
上村調教師 今回は昇級戦、重賞でどこまでやれるかですね。ジョッキーは手の内に入れてくれてるし、ハンデも妥当なところ。追い切りは遅れたけど、攻めはそう目立たないタイプ。問題なく仕上がっています。
⑱アドマイヤハレー
宮田調教師 前走は展開に恵まれた面はありますが、近走では一番の内容。しまい勝負に徹した方が良さそうですね。気持ちの前向きさがありますし、いい状態は保っています。展開ひとつで再度、上位争いをしても。
【休養馬カルテ】
サウジ遠征明けとなるエヒトは11月12日に帰厩。攻め動く馬だが2週前に坂路4F50秒3と出て、今週も51秒4、11秒6と動けた。チャレンジCをパスしての出走だから仕上がりは進んでいる。
エリカヴァレリアは前走後に放牧で疲れを取って11月9日に帰厩した。坂路中心に順調に乗り込んでいるものの、「まだ仕上がりは八分くらい」と池内助手。使っての変わり身待ちか。
リフレッシュ放牧に出ていたタマモブラックタイは11月12日に帰厩。中間はいつも通りCウッド主体で調整されてきた。ここ2週はラスト1F11秒台前半を楽にマークと相変わらず動く。力は出せる仕上がりだ。
ベリーヴィーナスは11月15日に帰厩。1週前のCウッド6F78秒4は自己ベストの時計。それも攻め駆けする相手に追走先着と文句ない動きを見せた。力関係はともかく仕上がりは◎だ。
マテンロウレオは放牧で再充電して10月2日に帰厩した。1カ月弱を1週1本のCウッド追いで調整し、ここ2週は日曜にも時計を出してピッチを上げてきた。動きもシャープで気配は目立つ。