【菊花賞】前走で古馬3勝クラスを一蹴 シュバルツクーゲル大仕事だ

公開日:2024年10月17日 14:00 更新日:2024年10月17日 14:00

 シュバルツクーゲルが一発ムード。

 2歳時はデビュー勝ち後、東京スポーツ杯2歳Sで8番人気ながら②着。ともに2番手からの競馬で結果を残した。賞金を加算すると、放牧で英気を養い、今春のクラシック路線を目指すことになった。

 しかし、弥生賞ディープインパクト記念は⑤着と掲示板止まり。皐月賞を除外になり、ダービー出走がかかった青葉賞も⑩着に敗れてしまった。2冠には駒を進めることができず、嫌な流れになったのだが……。

 この夏には仕切り直しに成功する。

 古馬相手の3勝クラス、STV賞では好位から運んで0秒3差③着と圏内入り。そして、前走のWASJ第2戦だ。

 3枠3番から道中はじっくりと後方で進めた。勝負どころでは大外を回って進出し、直線はグイグイと伸びた。2馬身半差をつけてゴールインの完封劇だった。

 鹿戸師は「初めて後ろからだったけど、折り合いが良くて、いい脚を使ったね。パターンが変わっても一発回答。あの感じなら距離は持ちそう」と話す。

 レース後は山元トレセンに放牧へ出され、9月24日に帰厩。コース、坂路で乗り込まれ、先週水曜には芝コースで3頭併せを敢行。今週水曜は坂路4F54秒9―12秒2を馬なりで駆け上がっている。

「順調にきて、ムードはいいね。徐々に体が増えて、つくべきところに筋肉がついてきた感じ。前走の勝ちっぷりなら、多少期待はあるかな。メンバーは強いけど、どこまでやれるか楽しみ」

 春とは違い、秋には大舞台へ。最高の走りを見せたい。

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