【セントライト記念】コスモキュランダ好発進だ

公開日:2024年9月10日 14:00 更新日:2024年9月13日 10:50

「ひと夏を越しての成長を感じます」(加藤士師)

 コスモキュランダは秋の戴冠を狙って、ここから始動する。

 春は弥生賞ディープインパクト記念をまくり勝ちで重賞初制覇を決めると、勢いそのままに皐月賞でも直線でグイグイと伸びて、先に抜け出した勝ち馬ジャスティンミラノに首差迫っての②着。

 ダービーもスタートで安目を売ったものの、早めに動いて長く脚を使って⑥着。いずれも伏兵扱いながらGⅠでも通用する脚力を見せた。

 夏場は春の激戦を癒やすべくしっかり休養に充てて、8月21日に帰厩。翌日から馬場へ出て騎乗調教を開始し、29日には坂路で併せ馬を敢行して4F55秒0―40秒4、1F12秒9で併入。9月1日にも坂路で時計を出して、1週前はウッドで同厩の1勝馬ソニックロプロスを5Fで3~4馬身ほど追走して直線は内へ。たたき出されると一気に伸びて相手を突き放して3馬身先着の5F66秒5―37秒5、1F11秒5をマークした。

 皐月賞、ダービーの1週前追いにも騎乗し、今回もケイコをつけた小林勝が「体感よりも速かったですね。春よりも跳びが大きくなっているのかもしれません。コンディションにあまり上下のないタイプではありますが、良さそうですよ。以前よりも前向きさが出てきました」と言えば、見届けた加藤士師も「1週前に下(コース)でしっかりやるのは予定通り。体が一回り大きくなってひと夏を越しての成長を感じますね。太めもなくいい状態で送り出せそうです」と合格ジャッジだ。

 先週土曜の中山で行われた秋華賞TR・紫苑Sは僚馬クリスマスパレードがレコードタイムで快勝。キュランダも好発進を決めて大一番へ向かう算段である。

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