【札幌記念】プログノーシス今年も決める

公開日:2024年8月13日 14:00 更新日:2024年8月13日 14:00

前走は香港の怪物に肉薄

 今週から2週連続で札幌がアツい。来週は「ワールドオールスタージョッキーズ」とキーンランドC。その前には真夏の大一番、スーパーGⅡの札幌記念だ。12頭がエントリーしており、昨年の覇者プログノーシスに注目が集まる。

 昨春に金鯱賞を差し切り、重賞ウイナーの仲間入り。続いて香港のクイーンエリザベスⅡ世Cに遠征してロマンチックウォリアーの②着と好走した。そして、ひと息入れて、ここへ。

 前半は後方から運んで[11][5][2]と自ら動いて行った。それでも直線では脚色が全く衰えない。残り1Fで先頭に立つと、後続を突き放す。②着トップナイフに4馬身差をつけてゴールイン。③着ソーヴァリアントはさらに3馬身離れていた。

 秋の天皇賞で③着、暮れの香港Cで⑤着と上位争い。今年も同じローテーションを組んでいる。

 金鯱賞を圧勝して3つ目のタイトルを獲得すると、クイーンエリザべスⅡ世Cでは再び香港の怪物相手に②着。前年の2馬身差から首差に迫ったから成長は間違いなし。

 福永助手は「前走は強い馬を相手に勝ちに行く競馬をして②着。悔しい結果でしたが、あらためてこの馬の実力を示せたレース内容だったと思います」と話す。

 レース後は放牧を挟んで7月13日に戻り、コース、坂路ですこぶる順調に乗り込まれている。先週水曜にはCウッド6F83秒8―37秒3、1F11秒0をマーク。週末には函館へ到着した。

「昨年と同じ調整過程になります。その去年は道悪を苦にすることなく、いいパフォーマンスを見せてくれた。今年もいい結果が得られるように、いい状態に仕上げて臨みたいです」

 V2に期待がどんどん膨らむ。

他にもシャフリヤールらが参戦

 他にも実績馬がズラリと揃った。シャフリヤールは3歳時の日本ダービー、4歳時のドバイシーマクラシックと2つのGⅠ制覇。それから先頭ゴールはないものの、4歳時にはジャパンCで②着、5歳時にはBCターフ③着、6歳の今年もドバイシーマC②着と日本、海外を転戦して大活躍。初めてコンビを組むレジェンド、武豊の手綱さばきが楽しみだ。

 ドゥラエレーデは2歳暮れにホープフルSでGⅠウイナーに輝いた。その後はダートに矛先を向けてUAEダービー②着、チャンピオンズC③着、東京大賞典③着、前走のエルムSでも②着。久々の洋芝でどんな走りを見せるか。

 ノースブリッジは重賞2勝。前走のクイーンエリザベスⅡ世Cでも③着と気を吐いた。ボッケリーニは重賞3勝。近走は②着が多いだけに何とかしたいところ。ジオグリフは皐月賞で同僚のイクイノックスを破っている。トップナイフは重賞勝ちこそないが、昨年のこのレースなど②着が4回。多士済々のメンバーでどんな結果となるか、レースが待ち遠しい。

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