ホースマン直撃

【木津の土曜競馬コラム・日高特別】

公開日:2024年8月9日 17:00 更新日:2024年8月9日 17:00

 自分の中で編成されている関係者飲み仲間で、かなりの老舗なのが“チーム・ラフィアン”です。

 関東では今やGⅠトレーナーとなった青木調教師が筆頭格ですが、メンバーは西田厩舎の東調教助手(04年新潟2歳S、04年朝日杯FS=マイネルレコルト)や、相沢厩舎の荒木調教助手(16年函館…

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8月10日(土)札幌競馬場

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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