今年からＪｐｎⅠに昇格した浦和の名物重賞、さきたま杯。その効果はとにかく大きかった。

　①着賞金が昨年の４０００万円から倍の８０００万円に。賞金が上がれば当然、メンバーの質が上がる。

　今年は昨年のＪＲＡ最優秀ダート馬であるレモンポップ、ＮＡＲの年度代表馬で昨年の覇者でもあるイグナイター、さらに前走のかしわ記念勝ちでビッグタイトルを獲得したシャマルが参戦。交流重賞にしては荒れることで定評があったさきたま杯だが、今年はレモンポップ、イグナイター、シャマルの順で入り、単勝では１、３、２番人気と本命サイドでの決着。３連単は９００円だった。

　先行馬が揃っていたこともあり、かなりのハイペースに。上がり３Ｆは１２秒０―１３秒０―１４秒６と、最後はまさに死力を尽くした戦い。上位３頭の走りは高く評価できるもので、これも昇格効果といえる。