【高松宮記念】調教マル特チェック②

公開日:2024年3月20日 12:00 更新日:2024年3月20日 12:00

ビッグシーザー B
 オーシャンS②着から中2週でも中山遠征へのダメージもなく、馬体もいいつくり。今週は坂路で馬場の真ん中を駆け上がって4F52秒2、ラスト2F24秒1―11秒9。馬なり調整でまだまだ余力たっぷりで追えばいくらでも時計は詰まっていた余韻たっぷり。高いレベルのデキをキープしている。

テイエムスパーダB
 今年初戦のシルクロードSは⑭着でもデキは決して悪くない。中間もしっかり乗り込んで今週は坂路で4F51秒5、ラスト2F24秒5―12秒1。レース当週も意欲的に負荷をかけていっぱいに追って、それに馬も応えた。脚さばきには力強さも感じられる。

モズメイメイ  C
 今週は坂路の併走追いで4F52秒5、ラスト2F24秒6―12秒8。時計は平凡でも、今回が初コンビとなる藤岡佑が手綱を取り、道中は時計以上にスピード感ある走り。馬体のつくりも維持できていて、この馬なりに仕上げは悪くない。藤岡佑は「掛かっちゃいましたね(苦笑)。いかにも短距離馬らしいスピード、行きっぷりでした。ゲートを出てうまく組み立てていきたい」と。

ディヴィーナ  C
 昨秋のエリザベス女王杯⑦着後は香港遠征(香港マイル⑪着)へ。帰国後は放牧を経て2月28日に栗東へ戻ってきた。中間は坂路主体の乗り込みで、ここまで速い時計を5本。順調な攻め過程を踏んでいる。今週の坂路は4F53秒5、ラスト2F24秒7―12秒4。強調できるほどの時計ではないものの、手加減せずにしっかり最後は負荷をかけてきた。3カ月半ぶりの実戦を埋めようとする攻め内容には好感が持てる。

メイケイエール C
 前2週は坂路で追い切って今週も同様に坂路へ。池添が手綱を取って単走追いだが、行き出して頭を上げる格好に。その後はスムーズな走りになったが、その割には馬なりとはいえ、ラスト1F12秒9。含水率の割に時計の出る坂路を追えば少し物足りない面も。今回がラストラン。レース当日までにどれだけ良くなるかがポイントになりそうだ。

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