【根岸S】東京千四で持ち味全開 アルファマム魅力たっぷり

公開日:2024年1月25日 14:00 更新日:2024年1月25日 14:00

 アルファマムが好ムードだ。

 昨秋にはここと同じ東京千四の霜月Sで夏のNST賞に続いて、2つ目のオープン特別勝ちを収めた。3枠6番から道中はいつものようにじっくりと後方待機策。そのまま4角を回り、直線で追い出されるとグイグイと伸びた。頭、鼻差の接戦をゴール前できっちりと差し切っている。

 佐々木師は「前回は初めて左側だけにチークピーシズを着けた。結果を見れば、それが良かったね。今回も同じ馬装で臨む」と話す。

 この中間は短期放牧に出されて、12月26日に帰厩。坂路で乗り込まれ、先週は4F52秒4―12秒3と軽快な動きを見せている。続けて今週は大きく追いかける形を取り、52秒7―12秒3で楽に併入した。

「近郊の朝宮ステーブルに放牧へ。順調そのものだよ。具合はめちゃくちゃいい」

 前走の上がり3Fは芝並みの34秒7でメンバー中、最も速かった。4、3走前に連勝を決めた桶狭間S、NST賞、⑨着に敗れたとはいえ、2走前のペルセウスSもやはり最速だった。デビュー以来の15戦中、実に12戦がそう。

「メンバーは強くなるけど、それで流れてくれれば、この馬の持ち味が発揮できる。自分のペースで走らせて、ラストにかけたい」

 今の賞金のままでは大舞台のフェブラリーSに出走できるかどうかは分からない。勝てば優先出走権を得て文句なし。②着でも賞金が加算されて夢が膨らむ。

 引き続き菅原明が手綱を取るのもいい。初重賞挑戦でどんな走りを見せてくれるか。

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