【シルクロードS】短距離王国の安田隆厩舎に注目

公開日:2024年1月23日 14:00 更新日:2024年1月23日 14:00

アグリ&サンライズロナウドでワン・ツーも

“短距離王国”の安田隆厩舎がアグリ、サンライズロナウドの2頭を送り込む。

 安田隆厩舎はこれまでJRA重賞で59勝を挙げている。距離別は次の通りだ(障害で1勝)。

千二=21勝 千四=10勝
千六=14勝 千八=8勝
二千=5勝 

 スプリント戦が3分の1以上を占めているから凄い。高松宮記念、スプリンターズSの両GⅠを制した“絶対王者”ロードカナロア、“短距離女王”カレンチャンの名前がすぐに思い浮かぶ。

 そんな名トレーナーも2月いっぱいで定年に。残り1カ月ちょっとだけに、この2頭の走りに注目が集まる。

 アグリは昨年2月に4連勝で阪急杯をぶっこ抜いて重賞ウイナーの仲間入りを果たした。その後、先頭ゴールはないものの、秋のセントウルSで②着、暮れの阪神Cで③着と上位争いを演じた。

「前走は上手に乗ってくれましたね。それでもケイコで乗っていても重い感じがあり、プラス10キロで体に余裕が。在厩調整で緩めずにバリバリやってますよ。上積みが見込めそう」(安田助手)

 サンライズロナウドは前走の新春Sで豪快な追い込みを決めて、3勝クラスを卒業した。調教でブレーキをかけようとする面があり、普通キャンターを長めに乗るなど工夫をしてきて、それが功を奏した。

「今の調整パターンが合っていますね。ミニ放牧を挟んだけど、ダメージは少なく、いいコンディションです。千二はむしろ走りやすい感じがあります」

 アグリは人気サイドでサンライズロナウドは伏兵。ワン・ツーを決めてドラマをつくるか。

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