市川が人気馬を斬る

【市川の月曜競馬コラム・シンザン記念】

公開日:2024年1月7日 17:00 更新日:2024年1月7日 17:14

 ショーマンフリートには、こんな気になるデータがある。過去10年間で1戦1勝馬は〈2・2・0・14〉だが、関東馬に限ると3頭が出走して⑫④⑦着。サンプル数が少ないとはいえ、1頭も馬券圏内に来ていない。

 22年ラスール=⑦着のように1番人気を裏切ったケースも。その3頭はすべて新馬戦が東京だった。初の長距離輸送でもあり、キャリアの若さが露呈したか。ここは△評価まで。

 ◎ナイトスラッガーのデビュー戦②着は直線で内から寄られる不利。態勢を立て直して猛追したものの首差届かず。負けたとはいえ、強い内容だった。その証拠に続く未勝利戦がラスト2F11秒0―11秒1の瞬発力勝負で3馬身半差Vだ。

 前走後は朝日杯FSに登録したものの、無理せずここ目標に。今週木曜にはポリトラックで初コンビのモリスが乗って6F81秒0―36秒5、1F11秒1の好時計。仕上がりも万全だ。連勝で重賞もブッコ抜く。

【中山11R・カーバンクルS】 シナモンスティックは全5勝が中3週以内と、間隔を詰めて使った方がいいタイプ。一方で、2カ月以上あくと⑤⑭⑤着とさっぱりだ。

 4カ月半ぶりの今回、牝馬で57キロの斤量を背負うのもこたえるはず。押さえ△にとどめておく。

 ファロロジーを狙い撃つ。ラピスラズリS⑦着は大外枠から終始、コースロスの大きい競馬。それでも上がり最速タイの末脚で0秒3差に詰めてきた内容は悪くない。

 2走前③着からオープンでも通用の見立て。一発に期待した。

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1月8日(月)中山競馬場

1月8日(月)京都競馬場

市川正人

市川正人

 入社13年目で普段は編集業務に携わりながら、時に外国馬取材のため競馬場へ通うことも。
 競馬との出合いは小学3~4年生のころ、家族と中山競馬場に行ったのが運の尽き(?)。見事にドはまりして現在に至る。週末特別版にてコラム「人気馬を斬る」、関東ローカルでは本紙を担当しています。
 記憶に残るレースは2008年の天皇賞・秋と10年のスプリンターズS。前者はウオッカ、ダイワスカーレットによる2センチ差の名勝負を現地で観戦できて今でもいい思い出に。一方、後者は水~金曜まで取材してきた香港馬ウルトラファンタジーに本命を打たず勝たれた悔しさから。
 競馬以外では熱狂的な氷室京介ファン。この原稿も自宅でヒムロックを聴きながら書いているくらい、いまだに卒業できません。「ANGEL」や「KISS ME」、バラードなら……あ、スペースがなくなった。

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