ショーマンフリートには、こんな気になるデータがある。過去10年間で1戦1勝馬は〈2・2・0・14〉だが、関東馬に限ると3頭が出走して⑫④⑦着。サンプル数が少ないとはいえ、1頭も馬券圏内に来ていない。
22年ラスール=⑦着のように1番人気を裏切ったケースも。その3頭はすべて新馬戦が東京だった。初の長距離輸送でもあり、キャリアの若さが露呈したか。ここは△評価まで。
◎ナイトスラッガーのデビュー戦②着は直線で内から寄られる不利。態勢を立て直して猛追したものの首差届かず。負けたとはいえ、強い内容だった。その証拠に続く未勝利戦がラスト2F11秒0―11秒1の瞬発力勝負で3馬身半差Vだ。
前走後は朝日杯FSに登録したものの、無理せずここ目標に。今週木曜にはポリトラックで初コンビのモリスが乗って6F81秒0―36秒5、1F11秒1の好時計。仕上がりも万全だ。連勝で重賞もブッコ抜く。
【中山11R・カーバンクルS】 シナモンスティックは全5勝が中3週以内と、間隔を詰めて使った方がいいタイプ。一方で、2カ月以上あくと⑤⑭⑤着とさっぱりだ。
4カ月半ぶりの今回、牝馬で57キロの斤量を背負うのもこたえるはず。押さえ△にとどめておく。
ファロロジーを狙い撃つ。ラピスラズリS⑦着は大外枠から終始、コースロスの大きい競馬。それでも上がり最速タイの末脚で0秒3差に詰めてきた内容は悪くない。
2走前③着からオープンでも通用の見立て。一発に期待した。
入社13年目で普段は編集業務に携わりながら、時に外国馬取材のため競馬場へ通うことも。
競馬との出合いは小学3~4年生のころ、家族と中山競馬場に行ったのが運の尽き(?)。見事にドはまりして現在に至る。週末特別版にてコラム「人気馬を斬る」、関東ローカルでは本紙を担当しています。
記憶に残るレースは2008年の天皇賞・秋と10年のスプリンターズS。前者はウオッカ、ダイワスカーレットによる2センチ差の名勝負を現地で観戦できて今でもいい思い出に。一方、後者は水~金曜まで取材してきた香港馬ウルトラファンタジーに本命を打たず勝たれた悔しさから。
競馬以外では熱狂的な氷室京介ファン。この原稿も自宅でヒムロックを聴きながら書いているくらい、いまだに卒業できません。「ANGEL」や「KISS ME」、バラードなら……あ、スペースがなくなった。