【ジャパンC】3歳牝馬はGⅠ馬ならJCで通用する リバティアイランドも……

公開日:2023年11月22日 14:00 更新日:2023年11月22日 14:00

しかも3冠馬は①①③着

 今年のジャパンCの最大の焦点は「イクイノックスを相手に3歳牝馬リバティアイランドがどこまで通用するか」だろう。

 いや、もしかすると負かすかも。いやいや、イクイノックスは世界一の馬だ。そう簡単に……。競馬関係者はもちろん、ファンにとっても最大の関心事である。

 今でこそ強い3歳牝馬がJCに挑むのは珍しいことではない。だが、その歴史は決して古くない。

 JCの創設は1981年。今年で43回目になるが、外国馬を除いて初の参戦は84年。3冠①②③着のダイアナソロンはシンガリ⑭着だった。

 2頭目はJRAの馬ではない。89年の南関東の3冠を制したロジータだ。

 桜花賞から羽田盃を制して東京ダービーにも勝利。秋には当時の3冠最終戦である東京王冠賞も制してJCへ。それでも12番人気で⑮着だった。

 この頃、JCに3歳牝馬が参戦しなかったのには相手が強いこともそうだが、当時の3歳牝馬の3冠最終戦であるエリザベス女王杯から中2週。87年から95年は中1週となり、そもそも番組的に難しかったのだ。

 そういう理由もあり、JRAの3歳牝馬が久々にJCに挑んだのは秋華賞創設の96年。第16回になる。

 秋華賞馬ファビラスラフインとローズS馬ヒシナタリーが参戦。ヒシは⑦着だったが、ファビラス騎乗の松永幹はデットーリ騎乗のシングスピールと激しいたたき合いの末、鼻差敗れたが、7番人気で②着と健闘し、3歳牝馬でもGⅠ馬なら通用することを証明した。

 次に馬券の対象になったのは09年の秋華賞馬レッドディザイアで、ウオッカの③着。

 初勝利は12年のジェンティルドンナだ。

 直線ではオルフェーヴルと体がぶつかるほどの死闘を演じて鼻差勝ち。この年の3冠牝馬が、古馬を含めての頂点に立った瞬間だった。

 当時のジェンティルは3番人気。堂々の1番人気にこたえて勝利したのは18年のアーモンドアイである。ブッツケで秋華賞を制して3冠馬に。秋2戦目にJCをチョイスして、驚異の2分20秒6というスーパーレコードで駆け抜け、ファンの度肝を抜いた。

 ここまで勝った2頭はともに3冠馬。20年のデアリングタクトはアーモンドアイ、コントレイルの③着だったが、先着を許した2頭も3冠馬だ。つまり、3冠牝馬は同年のJCに3頭が参戦して①①③着。一頭も馬券圏内を外していない。

ルメールも警戒する4㌔の斤量差

 この理由はやはり斤量差が大きい。4歳以上の牡馬は57キロ、3歳牝馬は年齢、性別のアローワンスがそれぞれ2キロあるから4キロ減の53キロ。今年からの一律1キロ増で、58キロと54キロになるものの、4キロ差であることには変わりなし。3歳牝馬が強いといわれるフランスの凱旋門賞は、16年まで5キロ差、今でも4・5キロ差あり、08年ザルカヴァ、11年デインドリーム、13年トレヴ、17年エネイブルが先頭でゴールを切っている。

 イクイノックスの主戦であるルメールも、この4キロの斤量差にリバティアイランドを警戒しているという。果たしてこの対決はどちらに勝利の女神がほほ笑むのか。

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