【エリザベス女王杯】3歳馬がワン・スリーで先々が楽しみになる層の厚さ
公開日:2023年11月13日 14:00 更新日:2023年11月13日 14:00
エリザベス女王杯は1996年から3歳以上(当時は4歳)に変更された。3歳馬による制覇はブレイディヴェーグで9頭目。この数字は決して少なくない。
フサイチエアデールが連対を果たした99年から3歳馬が③着以内に入ったケースは今年も含めて計16回。しかし、2頭同時となると、わずかに2回だけ。
まず2003年にアドマイヤグルーヴが①着、その年に牝馬3冠を達成したスティルインラブが②着でワン・ツーフィニッシュとなった。
もうひとつは13年。オークスと秋華賞の2冠を制したメイショウマンボが①着、まだ条件馬の身だったラキシスが②着で、これまたワン・ツーだった。
そして、今回はブレイディヴェーグに続いてオークス、秋華賞で好走していたハーパーが③着。10年周期というのも偶然だろうか。
いずれにしても、現3歳世代の牝馬はハイレベルかもしれない。
ブレイディヴェーグは重賞初挑戦がローズSで②着。そこでレコード勝ちしたマスクトディーヴァは秋華賞で②着と実力を示した。周知の通り、前を走っていたのは3冠牝馬となったリバティアイランド。絶対女王が不在の中でも層の厚さを存分に見せつけている。
リバティアイランドに関してはすでにジャパンC出走を表明しており、1週前登録も済ませた。世界最強を維持しているイクイノックスとの直接対決には注目が集まる。もちろん、他の3歳牝馬も今後はマークが必要になりそうだ。