【スプリンターズS】キミワクイーン大駆けあり

公開日:2023年9月28日 14:00 更新日:2023年9月28日 14:00

「凄く充実してきました」(奥村武師)

 キミワクイーンの一発に警戒したい。

 2歳時に新馬、1勝クラス、3歳時に札幌スポニチ賞、4歳の今年初っパナにサンライズSを制してオープン馬となった。そして夏には函館スプリントSで初タイトルを獲得している。

 続いて、キーンランドCで連勝を目指した。しかし、⑦着と結果を残せなかった。

 奥村武師は「内めの枠を引いて、馬場はかなり荒れている状態。なかなか厳しいと予想していましたが、さらに当日はかなりの量の雨が降って。あまりいい状況ではなかったです」と振り返る。

 その後はスプリンターズSを予定していたわけではなかったが、前走で力を出し切れず、美浦に帰厩後もかなり調子が上がっているとのことで、参戦となった。先週はウッドで併せ馬をきっちりと消化。今週も5F65秒6―37秒2、1F11秒8で2馬身先着して、好調子をアピールした。

「若い頃は体の維持が難しかったんですが、夏以降はすごく充実してきました。カイ食いが良く、肉付きもどんどん良くなってます。今週は遅くなりすぎず、かつやりすぎない内容。かなりいい状態で臨めると思います」

 今年の春までは条件クラスは制しても、重賞では新潟2歳S⑥着、阪神JF⑩着、フィリーズレビュー⑦着、オーシャンS⑫着と壁があった。それも、函館スプリントSでは乗り越えた。

「以前は先行が得意な馬でした。中山の坂では最後、脚が鈍るところがあった。でも、力をつけてきて、函館ではしまいを生かす競馬で新たな面を見せてくれました。今なら克服できるんじゃないかなと思ってます」

 大舞台でどんな走りを見せるか。

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