【スプリンターズS】ナムラクレア、今度こそ忘れ物を取り返す
公開日:2023年9月27日 14:00 更新日:2023年9月27日 14:00
馬なりフィニッシュも見た目以上の1F11秒7
昨年のスプリンターズSは2番人気ながらも⑤着止まり。今年こそ、悲願の戴冠へ向けて順調に攻め馬を重ねてきた。
先週はCウッドで6F81秒8―36秒6、1F11秒3。併走追いで負荷をかけた攻め内容にこたえて、1馬身先着で締めた。
今週も絶好のリハーサルだ。長谷川師自ら手綱を取って坂路へ。軽快そのもので、弾むような脚さばきがとにかくいい。
時計は4F53秒4で、ラスト1Fは馬なりのままのフィニッシュで11秒7。見た目以上の時計になったのは、それだけフットワークに伸びのある証拠だろう。
1週前にきっちりやって、当週は余裕残し。2週連続で言うことなしの攻め気配だ。過去のGⅠでは⑤③⑤②⑧着。今度こそ、“忘れ物”を取り返せる状態に仕上がっている。
○…長谷川師は「札幌から帰ってきた後、コンディションが落ちたかなと思ったのですが、思った以上に回復が早かった。1週前はジョッキー騎乗でCウッドへ。いい内容でしたし、思うような調整ができていました」と語った。今週の動きには「直前は体調の確認を。気負わないよう、リズムよく走ることを心掛けました。道中は緩急がついた走りができていましたし、走りに芯があった。4歳秋を迎えてメンタル面が成長。いい状態で本番に向かえると思います」