【キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS】まさかの大敗オーギュストロダンは名伯楽がどう立て直すのか

公開日:2023年7月31日 14:00 更新日:2023年7月31日 14:00

 ダービー連勝の次は別の意味で衝撃を与えてしまった。

 日本時間の7月29日午後11時40分に発走のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(英アスコット競馬場、芝2390メートル)は6歳馬フクムが勝利。昨年のコロネーションCに次ぐGⅠ2勝目を挙げたが、日本の競馬ファンにとって興味深いのは英愛ダービーを連勝して古馬に挑んだディープインパクト産駒のオーギュストロダンが、衝撃の大敗を喫したことではないか。

 稍重馬場で超スロー。決していい条件とはいえなかったが、最後の直線を迎える前にムーアがムチを一発入れただけで、あとは流すだけ。全くいいところがなく最下位⑩着。⑨着馬から58馬身差だったのだ。

 レース後の獣医師の検査では異常がなかったそう。なら、なぜこんな大敗となったのかが気になるところ。

 この結果を受けて欧州のブックメーカーは凱旋門賞の前売りオッズを大きく変更。ウィリアムヒルでは1ケタ台だったのが20倍に急落した。

 さて、名伯楽A・オブライエンは今後、どう立て直してくるのか。世界で12頭しかいないディープのラストクロップ。また、“本来の”衝撃の走りを見せてほしいものだ。

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